今年のF1モナコGP。
レースを盛り上げるために、狭くて抜けないコースのためピットストップ2回を強制的に導入したが、その結果がこれ。
チームが結託してノロノロ運転でピットストップのロスを最小にするというもの。これが面白い?
来年はレギュレーションを元に戻して、予選を2回するとか別の方法にした方がいいだろう。
Yahoo!より、
「こうするしかなかった」「分かってるよ」モナコで横行したノロノロ運転。ウイリアムズとメルセデスの両首脳が舞台裏で交わしたメッセージ
5/26(月) 16:50配信motorsport.com

記事より、
ウイリアムズのカルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンはF1モナコGPで、前を行くチームメイトが順位を落とさずピットストップを終えられるようにスロー走行で後続をブロックするという作戦を、お互い順位を入れ替えながら実行した。その最大の“被害者”とも言えるのがメルセデスだが、両チームの代表はレース中にテキストで言葉を交わしていたという。2回のタイヤ交換が必須となった今回のモナコGPにおいて、一部で横行したのが上記の戦略。モナコではちょっとやそっとのことでは追い抜きを許すことはないため、著しくペースを落として後ろの隊列をコントロールすることが可能だ。そのため、例えば前を行くサインツJr.を逃すために後ろを行くアルボンが1周3秒遅いペースで後続を抑え込めば、2台のギャップは7周ほどで20秒を超える。そこでサインツJr.がピットインすれば、ポジションを落とすことなくアルボンの前でコースに戻れるというカラクリだ。 ウイリアムズはこの作戦を成功させてアルボン9位、サインツJr.10位とダブル入賞を果たしたが、すぐ後ろにいたジョージ・ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリのメルセデス勢はその影響をもろに受ける形となり、ノーポイントに終わった。
🇯🇵 日本語コメント:
F1モナコGP、やはり「予選でほぼ勝負が決まる」という定説を今年も裏付ける展開でした。追い抜きが困難なコースで、無理にレースを面白くしようと2ストップ義務化を導入した結果が、チームによる“ノロノロ運転戦略”というのは、ファンとしても肩透かしです。順位維持のためのブロッキング走行は、戦術としては成立しても、観戦する側にはエキサイトメントの欠片もない。来年は発想を切り替え、たとえば予選を2回行って決勝グリッドを平均化するなど、根本的にレギュレーションを見直すべきタイミングに来ているのではないでしょうか。
🇬🇧 English Comment:
Once again, the Monaco GP proved that qualifying is everything. In an attempt to spice up the race, the mandatory two-stop rule backfired, giving rise to team tactics involving deliberately slow laps to create pit windows—a spectacle that’s more frustrating than thrilling for fans. While the strategy may be technically sound, it reduces the race to a carefully orchestrated procession. If Formula 1 wants to keep Monaco relevant and engaging, it’s time to rethink the format entirely—perhaps with double qualifying sessions or alternative grid-setting methods. Trying to force action on a track that inherently resists it only leads to contrived outcomes.
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