古古米が話題、いっそブランド米を買うのがお得では?

安い米が食べたい人は古古米を食べとけ、ということだ。

しかし、所詮は古古米、売れ残りが出るほどの量は店頭に並ばないだろうが、これが売れ続けるとは思わない。そして、本質的に新米の価格は高止まりしたままになるだろう。

古古米、イベント的には面白いものの新米の売り方まで工夫ができなければ米の市場価格はこれまでと大きく変わることはないと考える。

一方で、価格には常にレンジというものがある。そこで、実は今ほどの米の高騰が続くなら、いっそ高級米の方が狙い目で割安感があるのではということでChatGPTで調べてみたのが以下の結果です。概ね、この感覚は合っているようで、4000円で5kgの普通の米を買うなら、5000円でちょっと上のブランド米を買う方がお得感(損した感じが少ない)があるという気がするところ。

ChatGPTより、

22024年~2025年における米価の推移:高級米 vs ブレンド米

米価高騰の概要(2024年→2025年)

2024年から2025年にかけて、日本のコメ価格は大幅に上昇しました。農林水産省のPOSデータによれば、2025年5月初旬時点で全国スーパーの白米平均小売価格は5kgあたり4,268円に達し、前年同期比で2倍以上という過去最高値を記録していますnippon.com。この急騰はメディアで「令和の米騒動」とも報じられ、政府が備蓄米を放出する事態にまで発展しました(※政府発表では調査対象約1000店舗)nippon.com。以下では、高級米と通常のブレンド米それぞれの価格推移と上昇率を具体的なデータで比較します。

高級米とブレンド米の価格データ比較

高級米の代表例として**新潟県産コシヒカリ(5kg)および無農薬米(例:アイガモ農法の玄米5kg)を、通常米の代表としてブレンド米(複数原料米5kg)**を取り上げ、2024年頃と2025年頃の価格を比較します。価格は1袋あたり5kg基準で示し、それぞれの上昇率も示しました。

品目(代表例)2024年の価格<sup>※1</sup>2025年の価格<sup>※1</sup>上昇率(約)
新潟コシヒカリ(5kg)約2,815円onedannote.com約4,297円onedannote.com+53%onedannote.com
無農薬米(玄米5kg, 直販例)約3,000円asahi.com約3,000円asahi.com+0%asahi.com
ブレンド米(複数原料米5kg)2,000円前後asahi.com4,000円超asahi.com+100%asahi.com

<sup>※1</sup> 価格は主に税込み小売価格の目安(5kg袋あたり)。新潟コシヒカリはスーパー取扱い品の平均価格(税抜)を引用onedannote.com。無農薬米は農家直販例(玄米5kg)の価格asahi.com。ブレンド米はスーパーで販売される廉価米の価格帯asahi.com


上記の表が示すように、通常は高価なブランド米よりも、ブレンド米など廉価な米の方が大幅な値上がり率となりました。例えば2024年10月、あるスーパーでは富山産コシヒカリ5kgが税込3,435円で販売されており、前年の約2倍の高値でしたnewsdig.tbs.co.jp(※前年なら同じ金額で10kg買えた計算)。一方で、この価格高騰下でも農家直販の無農薬米は値上げなしで据え置かれており、固定客に対して「ずっとこの値段」で提供し続けるケースもありますasahi.com。結果的に、市場では本来高級であるはずの無農薬米の方がむしろ割安になる逆転現象も見られましたasahi.com。実際、近隣スーパーでは1年前まで5kg約2千円だった通常の白米が現在は4千円超と倍増し、高級米と廉価米の価格差が縮まっていますasahi.com

グラフでイメージを示すと以下、

価格上昇率の解説と背景要因

上表より、高級米(例:新潟コシヒカリ)の小売価格上昇率がおおむね5割程度であるのに対し、ブレンド米など安価な米の上昇率は**約100%(2倍)**と顕著です。専門家による分析では、2023年産米の需給急変がこの価格高騰の発端とされていますnippon.com。具体的な要因としては以下が挙げられます。

  • 供給面の要因: 2023年夏の猛暑で東北・北陸など一部産地のコメ品質が低下し、本来安価な低等級米や加工用米の収量が激減しましたnippon.com。低品質米の絶対量が減ったことで、「品質が高くない」廉価米ほど市場から姿を消し、値上がりしているのですyaoyorozu.store。一方で高品質なブランド米は流通量が比較的確保されていたため、価格高騰の割合は相対的に小幅に留まり、高級米が近年まれに見る割安な状況になっていますyaoyorozu.store
  • 需要面の要因: 2023年後半以降、物価高騰の中で米は他の食材ほど値上がりしていなかったため割安感が生まれ、需要が増加しましたnippon.com。さらにコロナ禍収束に伴う外食産業の回復やインバウンド(訪日外国人)増加によって国内のコメ需要が押し上げられたことも一因ですnippon.com。加えて、2024年8月には地震の備蓄需要に関する報道もあり、米の買いだめ傾向が強まったとされていますnippon.com
  • コスト増・政策面: 肥料や燃料など生産コストの上昇も米価を押し上げる一因となりましたnewsdig.tbs.co.jp。米価下落を防ぐための政府の政策(減反政策廃止後の生産調整など)や、農協による市場調整も背景に指摘されていますedenred.jp。政府は不足分を補うため備蓄米の放出(2024年末~2025年に約31万トン入札)に踏み切りましたが、実際に市場に流通するまでタイムラグがあり、2025年前半の時点でも十分な価格抑制効果は発現していませんnippon.com

以上のように、需給バランスがわずか数%崩れただけで米価が急変動する市場構造も相まってnippon.com、2024年から2025年にかけては高級米・通常米ともに大幅な値上がりが生じました。しかし特に廉価なブレンド米の値上がり率が高く、結果的に高級米との価格差縮小や一部価格逆転現象が見られた点が特徴的です。yaoyorozu.store今後は新米の供給動向や政府の市場介入(備蓄米放出の拡充など)次第で価格が落ち着く可能性もありますが、2025年夏に向けてもコメ価格の高止まり傾向には引き続き注意が必要とされていますnippon.com

参考文献・出典: 農林水産省公表データnippon.comnewsdig.tbs.co.jp、主要ニュース報道(朝日新聞asahi.comなど)、価格調査サイト(おねだんノートonedannote.com)、専門家解説nippon.comyaoyorozu.store

引用

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コメ5キロ4268円=再び最高値、備蓄米効果乏しく―農水省 | nippon.com

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【令和の米騒動】2025年最新動向|政府備蓄米放出の効果と今後

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Yahoo!より、

小泉大臣「すべての皆様に感謝」販売の前倒し発表相次ぐ“古古米”あす店頭で販売へ

5/31(土) 2:24配信テレ朝news

Yahoo!ニュース
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記事より、

随意契約によって2022年産のいわゆる“古古米”の引き渡しを受けた大手小売り業者が、店頭での販売開始を前倒しする動きが相次いでいます。31日から備蓄米を販売すると発表したイトーヨーカドー大森店。 20代 「さっき、そこの紙を見て、安いから買おうかなと迷っている。(コメは)この子が、ほとんど食べるんですけれど。夫に聞いてみて(子ども)を見ていてもらえるなら、走って買いに来ようかな」 ここまで着々と準備を進めてきたアイリスグループ。精米までの工程が順調だったことから予定を前倒し。一部店舗で、31日の先行販売を決めました。 アイリスオーヤマ 佐々木雅人食品事業部長 「予定していた検査も前倒してすることができたので、一日も早く届けたいと、出荷を前倒しさせてもらった」 店側も、急きょ、コメを取りに来ます。    ダイシン(アイリスグループ) 立澤和昭係長 「急に『取りに来てくれ』という話があったので、いま来た。私たちも、お客さまも待っているので、これでやっと販売できるなと。きょう来ました」 午後5時ごろ、宮城や千葉の店舗へ配送が完了しました。 アイリスグループの役員が、コメ袋持って、どこかへ行きます。 アイリスオーヤマ 田中伸生管理本部長 「JRが新幹線を使った配送をやられるということで、サンプルとしてお持ちする。JRのインターネット通販でも、当社は出店しているので、そこでの予約販売も検討しているところです。いままでトップランナーで走ってきましたので、引き続き、発売のところも、1番目に発売したいなという思い」 各社の最も早い販売日です。 イトーヨーカドー大森店の整理券配布は、31日午前9時半から予定しています。アイリスは、前倒しの結果、午前9時から販売予定で、現時点で最速となりそうです。イオンは、6月1日から都内の一部店舗で先行販売すると発表。翌日以降、順次全国の店舗で展開していくとしています。

【日本語コメント】

最近話題になっている“古古米”の登場は、イベント的には面白く、米価高騰に対する一つの対応として注目されています。しかし本質的に、古古米は一時的な特売品であり、長期的に市場を支えるものではありません。安い米が欲しい人は古古米を選ぶかもしれませんが、品質や味の面で限界があります。

むしろ現在のように、ブレンド米など廉価米の値上がり率が高い状況では、ブランド米や無農薬米など“本来高級な米”が相対的に割安になっているのが現実です。5kgで4,000円台のブレンド米と、5,000円台で買える新潟コシヒカリや無農薬米を比較すると、少しの追加コストで“価格以上の満足感”を得られる可能性が高いと言えます。

米は価格帯にレンジがあり、今後も高止まりする可能性があるなかで、価格上昇率の低い高級米に着目するのは賢い選択かもしれません。


【English Comment】

The recent buzz around kokokumai (old reserve rice) is intriguing as a short-term novelty and a symbolic response to the ongoing rice price surge. However, it’s unlikely that kokokumai will sustain long-term demand due to its limited supply and diminished quality.

In fact, with blended or low-grade rice experiencing the highest price increases, premium rice such as Niigata Koshihikari or even pesticide-free rice has become relatively more affordable. Comparing a 5kg bag of blended rice for around 4,000 yen with a 5,000 yen premium rice, consumers may find better value and satisfaction by spending just a little more.

Since rice prices are likely to remain high, choosing premium rice with lower price volatility might be a smarter move in the current market. The sense of loss from paying more is offset by the quality and stability of premium rice.ch.

Stickman
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