大阪・関西万博のレガシーが横浜の2027年国際園芸博覧会で活用されることになった。
そもそも、スタートはドバイ万博の日本館の外装だったもの。
これを大阪・関西万博で再利用、さらに、横浜へという流れだ。
こうした再利用は最初からきちんと計画することが重要。
大屋根リングについても、予め、それなりの計画があったはずだが、後から、それを無視して思いつきで言われて、計画が崩れるというのはいかがなものか?
Yahoo!より、
万博パビリオンに第2の命 パナソニックHD「ノモの国」外装取り外し 園芸博で再利用
12/11(木) 21:42配信産経新聞

解体作業の進むパナソニックホールディングスのパビリオン「ノモの国」。看板の取り外し作業が行われた=11日午前、大阪市此花区(土井繁孝撮影)
大阪・関西万博のパビリオン解体で生じる廃材の再利用に向けた取り組みが進んでいる。パナソニックホールディングス(HD)は11日、出展したパビリオン「ノモの国」で、建物を彩った外装の取り外し作業を報道陣に公開。撤去した部材は今後、イベント会場などで再利用される。日本国際博覧会協会は万博全体で建設物のリサイクル率98・1%を目標に掲げる。 万博の自前建設型パビリオン「タイプA」は2026年4月13日までに解体と敷地返却を完了させる必要がある。協会の担当者は「解体工事は今のところ大きなトラブルなく進んでいる」と話す。万博はリユース(再利用)、リサイクルを理念に掲げ、パビリオンなどの建造物もその対象となっている。 パナソニックHDの ノモの国は、アーチ状の鉄製フレームが連なる外観が特徴で、このフレームは、横浜市で開催予定の2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の会場で再利用する計画となっている。フレームを覆っていた薄手の布地「オーガンジー」は服飾系専門学校に提供する。パビリオンの看板は大阪市内に移設される予定。 ノモの国の展示は子供の想像力をかき立てることをコンセプトに、光や音、映像などを組み合わせた体験型コンテンツをそろえ、会期中は約47万人が来場した。展示の一部は今後、公開を検討している。ノモの国は来年3月をめどに解体が完了する見通しという。 ほかのパビリオンでも取り組みが進む。日本ガス協会の「ガスパビリオン」では、館内温度の上昇を抑えた高遮熱の外膜を岡山県倉敷市の公共施設再編事業向けに寄贈。ルクセンブルク館では約542トンの基礎コンクリートブロックを兵庫県三木市のリゾート施設で再利用し、膜屋根はバッグや小物に、新たな付加価値を加えてリサイクルするプロジェクトが進んでいる。 パソナグループが兵庫県・淡路島への自社パビリオンとオランダ館の移設を発表するなど、建物全体をそのまま再利用する計画もある。 会場の象徴だった1周約2キロの「大屋根リング」も今月に入り解体工事が本格化している。一部の木材は能登半島地震の復興住宅に活用されるほか、北東側約200メートルが保存され、周辺を公園として整備する予定となっている。(桑島浩任)


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