定期借家という仕組みがある。
これは賃貸住宅の契約の一つの形で。比較的新しいもの。
海外では当たり前だが、日本ではまだまだ普及が進んでいない仕組みだ。
定期借家とある通り、機嫌のある契約による借家のこと。
当たり前じゃないか?と思う方もいるかもしれないが、日本の借家は、通常、普通借家と言われる契約になる。
勝手に、知らないうちに定期借家契約をしていた、ということは絶対にない。
また、すでに借家契約をしている人は、契約が定期借家で更新されるということもない。
なので、全然、普及していない。
しかし、借り手が2年だけ借りたい、そのあとは出て行くというのは当たり前の契約ではないだろうか?
その当たり前を選択したら家賃がnすくなれば、最高ではないか?
似たようなものに定期借地というものがある。
借家ではなく土地を借りて家を建てるケースだ。
借地権がなくなれば、その土地は更地で地主に返さなければならない。
これも当たり前の話だ。
これだけで、安く借地ができて家が建てられるなら、なんらも都市構造んだいはないだろう
Yahoo!より、
高くなりすぎた都心マンション。しばし様子見なら賃貸の“定借”が最良の選択といえる理由
櫻井幸雄
住宅評論家
8/20(水) 11:01

【家賃が相場より安い?】「定期借家」という賢い選択肢|都心マンション購入待ちに最適な理由
「都心のマンションを買いたいけれど、価格が高騰しすぎて手が出ない」 「今の市況で買うのは怖いから、少し様子を見たい」
そんな悩みを持つ方に、今こそ注目してほしい賃貸契約の形があります。それが**「定期借家(ていきしゃくや)」**です。
日本ではまだ「普通借家(ふつうしゃくや)」が一般的ですが、実はこの定期借家、うまく活用すればハイグレードな物件に格安で住める可能性を秘めています。
この記事では、住宅評論家・櫻井幸雄氏の見解も交えながら、定期借家の仕組みやメリット、そして「なぜ家賃が安いのか」の秘密を解説します。
1. そもそも「定期借家」とは? 普通借家との違い
日本の賃貸住宅には、大きく分けて2つの契約形態があります。
- 普通借家契約(一般的):更新すればずっと住み続けられる。借り手の権利が強い。
- 定期借家契約(今回のテーマ):**契約期間が終われば必ず退去する。**更新がない。
「期間が来れば終わり」という明確なルール
普通借家の場合、借主が「住み続けたい」と言えば、大家さん(貸主)は正当な事由がない限り拒否できません。しかし、**定期借家は「契約期間=絶対の期限」**です。 2年なら2年、3年なら3年と決まった期間が過ぎれば、借主は退去しなければなりません(※双方が合意して「再契約」することは可能です)。
「いつ追い出されるかわからない」というわけではなく、最初から「この日まで」と決まっている契約ですので、知らぬ間に契約させられることは絶対にありません。
2. 定期借家の最大のメリットは「家賃の安さ」と「質の高さ」
なぜ、期限が決まっている物件をあえて選ぶのでしょうか? 最大の理由はコストパフォーマンスです。
相場より2〜3割安いことも
「数年で絶対に出ていかなければならない」というのは、多くの人にとってデメリットです。そのため、借り手を見つけるために家賃を相場よりも2割〜3割安く設定するケースが多く見られます。
分譲仕様のハイグレード物件が多い
定期借家で貸し出される物件には、以下のような背景を持つものが多くあります。
- 持ち主(オーナー)の転勤・海外赴任: 「3年間の海外赴任中だけ貸したい。帰国したら自分が住むから、確実に明け渡してほしい」
こうした場合、元々はオーナー自身が住んでいた「分譲マンション」であることが多いため、一般的な賃貸物件よりも設備や仕様が豪華で、住み心地が良いのが特徴です。つまり、**「安い家賃で、良質な住宅に住める」**という逆転現象が起きます。
3. 「購入待ち」の期間に最適! 賢い活用術
住宅評論家の櫻井幸雄氏によると、最近ではマンション購入の「様子見期間」として定期借家を利用する人が増えているといいます。
3年間の「仮住まい」戦略
今の経済状況や不動産価格の先行きは不透明です。「高値掴みをしたくない」と考えるなら、あえて3年程度と割り切って定期借家に住むのが賢明な戦略となります。
- メリット1: 世界情勢や経済の動きを冷静に観察できる。
- メリット2: その期間の住居費(家賃)を低く抑えられる。
- メリット3: 万が一、土地勘のないエリアだった場合、お試しで住んでみることができる。
「3年以上住むつもりはない」「次に買うまでの繋ぎ」と割り切れる人にとっては、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
4. 知っておくべき注意点(デメリット)
非常にお得な定期借家ですが、契約前に必ず確認すべき注意点もあります。
原則として「更新」はない
気に入っても、契約満了時には退去が必要です。オーナーとの合意で「再契約」ができる場合もありますが、オーナーが「戻ってきて住む」場合は再契約できません。
全ての定期借家が安いわけではない
最近では、高級賃貸マンションでも定期借家契約を採用するケースが増えています。 これは「マナーの悪い入居者を契約満了で退去させやすくするため」や「物価上昇に合わせて家賃を上げやすくするため(再契約時に賃料改定)」といった理由です。 このタイプの物件は、家賃が相場通りか、むしろ高い場合もあるため、「定期借家=安い」と思い込まずに募集図面をよく確認しましょう。
まとめ:ライフスタイルに合えば最強の選択
定期借家という仕組みは、日本の「一度借りたら、借り手が強すぎる」という普通借家の慣習に対する、新しい選択肢です。
- 数年以内に持ち家購入を検討している
- 転勤族で、長期間同じ場所に住まない
- とにかく家賃を抑えて、グレードの高い部屋に住みたい
これらに当てはまる方にとって、定期借家は**「都市部で賢く暮らすための最良のツール」**になり得ます。 物件探しの際は、「定期借家」のチェックボックスをオンにして、掘り出し物を探してみてはいかがしでしょうか。


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