サイバーセキュリティの強化が進められている。
インターネットは便利だが同時に危険でもある。ネットの情報は消せないという問題もある。そもそも、中国のサーバーなど海外のサーバーを使うことによる法的な問題などリスクがある。
そのため、結局、日本国内にサーバーを置くということがセキュリティ上も重要になってきて以下のような計画がある。
総務省の資料
2024年10月3日@
GX実現に向けた専門家WG
データセンター等のデジタルインフラ
整備の現状と課題について
総合通信基盤局
電気通信事業部 データ通信課
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/gx_jikkou_kaigi/senmonka_wg/dai8/siryou3.pdf
もちろん、これを担うのはNTTなどが中心になるだろう。一方で現状はAWSなどがメジャーなデータセンターだ。
Yahoo!より、
NTTデータ、AI対応のコンテナー型データセンター提供開始へ–約8カ月で構築可能
5/30(金) 16:23配信ZDNET

記事より、
NTTデータは5月30日、2025年度中にAI需要に対応するコンテナー型データセンターの提供を開始すると発表した。短納期かつプライベート環境の構築を実現する。 生成AIの普及に伴い、GPUの需要が増加する中、高性能・高発熱なサーバーを数多く設置できる大規模なビル型データセンターの開設が広がっている。しかし、広大な土地が必要なことに加え、設計から建物建設や電力の引き込み工事までの構築に長い時間がかかるため、急増するGPU需要に速やかに対応できないといった課題がある。 コンテナー型データセンターは、短期間で構築でき、設置場所の柔軟性が高いことが特徴。NTTデータは、5月から、ゲットワークスとの協業により構築した試作機を活用し、冷却性能や熱負荷に関するデータを収集・分析する実証実験を開始。NTTデータが保有・運営する首都圏のデータセンターへコンテナーを設置し、最新の液冷対応GPUを搭載することで、「GPU as a Service(GPUaaS)」として提供する予定だ。
コメント(日本語)
データセンターの国内整備は、サイバーセキュリティ対策としても極めて重要ですね。特にAIや生成系サービスの普及により、計算資源の需要が急増する中で、短期間で設置可能なコンテナ型データセンターの導入は現実的な一手だと思います。海外依存を減らし、国内に安全なインフラを確保することは、法的リスクや信頼性の面でも今後の基盤になります。インターネットは便利な半面、情報の不可逆性や国外サーバーへの依存というリスクも忘れてはいけません。
Comment (English)
Strengthening domestic data center infrastructure is a vital part of Japan’s cybersecurity strategy. With the rapid rise of AI and generative technologies, demand for GPU-based computing is soaring, and container-type data centers offer a practical, short-term solution. Reducing reliance on overseas servers and securing domestic infrastructure is becoming essential, both for legal safety and trust. The internet brings great convenience, but also permanent risks—such as the irreversibility of information and vulnerabilities tied to foreign-based servers. Japan’s approach seems to be a step in the right direction.
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