青森県八戸市で震度6強の地震。マグニチュード7.6の海溝型地震だ。
2011年の東日本大震災を思い起こさせるように、津波警報が出た(大津波警報ではない)。
こうした際に話題になるのがSNSのデマ。
しかし、そもそも、政府なども自分自身のSNSプラットフォームではなく、民間のものを使うのはなぜだ?
それこそ、今、躍起にネットに移行しようとしているNHKにプラットフォームを作らせればいいくらいに思う。
天下り先はなかなか無くせないなかで、いい選択肢ではないだろうか?
Yahoo!より、
災害時の情報との向き合い方

災害時のデマと情報リテラシー ― Yahoo!の呼びかけから学ぶべきこと
青森県八戸市で震度6強、M7.6の海溝型地震が発生した。
2011年の東日本大震災を想起させるように津波警報が発表され、多くの人が不安に包まれた。
そして災害時に毎度のように問題となるのが SNS発のデマ である。
■ なぜ政府も民間SNSに頼るのか?
災害時の情報伝達はかつて行政放送やテレビが中心だったが、現在の主役はSNSだ。
しかし、行政や政府機関は 自前のSNSプラットフォームを持たず、民間サービスに依存している。
ならば、ネット移行を急ぎ、プラットフォーム運営も強化しようとしている NHKが災害SNSを担えばよいのでは?
……そう思わざるを得ないが、利権構造や天下り問題も絡み、簡単ではないのが日本の実情である。
■ Yahoo! が発信する「災害時の情報との向き合い方」
Yahoo! は災害時の誤情報(デマ)に対する注意喚起を行っている。
これは非常に具体的で実践的な内容だ。
参考:
https://news.yahoo.co.jp/cached-pages/20240131
■ 災害時の誤情報が生まれる理由
災害が起こると、人々は不安・恐怖により冷静さを失う。
そのため、次のような理由でデマが拡散する:
● 不安な心理につけ込んだデマ
● 善意による「未確認情報の拡散」
● インプレッション稼ぎ目的の悪質投稿
● フェイク画像(AI生成含む)
● 過去の災害映像の流用
● 犯罪情報のウソ
● 義援金詐欺
災害時は「真偽不明の情報ほど、人を動かす力が強い」のだ。
■ Yahoo! が示す「拡散前にすべき情報チェック」
Yahoo! は次のようなチェックリストを推奨する。
- 発信元の信頼性はあるか
- 公的機関の一次情報とかみ合っているか
- 過去の災害映像やAI画像ではないか
- 感情を動かされていないか(怒り・悲しみ・恐怖)
- 拡散する必要が本当にあるのか
心を揺さぶられた投稿ほど危険である。
■ フェーズごとに発生するデマの種類
災害には「発災初期」「避難期」「復旧期」とフェーズがあり、
それぞれで特定のパターンのデマが発生しやすい。
● 発災初期
・犯罪情報のデマ
・動物園からライオンが逃げた(熊本地震時の有名デマ)
・「人工地震」など陰謀論
・AI生成の被害画像
● 避難〜復旧期
・物資不足のデマ
・避難所の混雑、閉鎖デマ
・寄付金詐欺(フィッシングサイト)
・被災者を狙った悪質商法
つまり、災害の進行とともに デマの内容も変化する ということである。
■ SNSで救助要請するときの注意点
やむを得ずSNSで救助を求める場合は:
・位置情報を正確に
・状況を具体的に
・嘘と思われない冷静な文面で
・引用や転載で原文を埋もれさせない
救助の混乱を避けるための基本である。
■ 過去の典型的デマ事例
● 熊本地震:「ライオンが逃げた」 → 投稿者逮捕
● 能登半島地震:過去の津波動画を流用、インプレ稼ぎ
● 静岡水害:AI生成の偽画像の拡散
どれも「ちょっとした投稿」が大混乱を引き起こした。
■ 災害時こそ必要なのは“情報の慎重さ”
災害は人々の心を揺さぶる。
だからこそ 正しい情報リテラシーが命を守る。
情報を見極め、不要に広めない。
政府や自治体、報道機関など 一次情報を優先する。
その当たり前を、災害時こそ思い出さなければならない。
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