誤情報に注意!Google検索で津波警報などをググってはいけない

青森県八戸市で発生した震度6強、真グニチュード7.5の地震で津波警報が出された。

これをググったところ、とんでも情報がでてきたという話。

具体的には、記事によれば、

津波警報や注意報が続いていた9日午前2時10分ごろ、記者がグーグルで「最新の津波情報について教えて」と検索すると、「AIによる概要」には「現在、大津波警報・津波警報・津波注意報はすべて解除されており、発表されていません」と表示された。

とのこと。

今のGoogle検索はAIがサジェッションするようになっていて、その内容が出鱈目だったというもの。

ただ、検索結果だけ出せばいいものを。

こういう中途半端な機能は、人を惑わせるだけなのでやめた方がいいだろう。

アップルも同様なミスをして避難されたのだから、IT業界は教訓として学ばないのか?

いつも、同じことを、ミスまで同じことをするというのは不思議な業界だ。

ただし、この記事で、専門家を語る人の言葉をつかって、ハルシネーションと言っているが、こうした速報はデータ量が少なく、大量なテキストから学習という過程を経て生成されたものでないのは明らかなので、この記者のハルシネエーションなので、注意をしてほしい。

Yahoo!より、

津波警報の発表中にグーグル検索、AIが「すべて解除」と誤情報

12/10(水) 5:00配信朝日新聞

津波警報の発表中にグーグル検索、AIが「すべて解除」と誤情報(朝日新聞) - Yahoo!ニュース
8日深夜に青森県東方沖を震源として発生した地震をめぐり、グーグルで津波情報を検索したところ、生成AI(人工知能)によって誤った回答が繰り返し表示された。専門家は「命にかかわる分野で、AI検索に頼る

グーグルで「最新の津波情報について教えて」と検索すると、AIが「大津波警報・津波警報・津波注意報はすべて解除されており、発表されていません」と回答した=2025年12月9日午前2時9分

【注意喚起】災害時にGoogle検索をしてはいけない?八戸地震でAIが「津波警報は解除」と大嘘を表示した致命的欠陥

導入

2025年12月8日深夜、青森県八戸市を襲った震度6強、マグニチュード7.5の激震。津波警報が発令され、緊迫した状況が続く中、情報のライフラインであるはずのGoogle検索で信じられない事態が発生していた。 「最新の津波情報を教えて」と検索したユーザーに対し、Googleの生成AI機能(AIオーバービュー)が「警報はすべて解除されています」と、事実と真逆の誤情報を表示していたのだ。 なぜITの巨人たちは、命に関わる情報で同じミスを繰り返すのか? そして、メディアが報じる「ハルシネーション」という言葉に隠された本当の問題点とは?


八戸地震で露呈したGoogle AIの「嘘」…警報中に「解除」と表示

事の発端は、9日午前2時10分ごろの出来事だ。気象庁が北海道から岩手県にかけて津波警報、その他の地域に注意報を発表し、厳重な警戒を呼びかけていた最中である。

朝日新聞の報道によると、Google検索で津波情報を尋ねたところ、トップに表示されるAIの概要(AIオーバービュー)が以下の回答を生成した。

「現在、大津波警報・津波警報・津波注意報はすべて解除されており、発表されていません」

実際には警報が継続中であったにもかかわらず、AIは避難行動を停止させかねない「安全宣言」を勝手に出してしまったのだ。これは単なる表示ミスではなく、人命を危険に晒す重大な欠陥である。

Appleの教訓はどこへ? 中途半端なAI実装が招く混乱

IT業界における災害情報のミスは、今回が初めてではない。過去にはAppleインテリジェンスなどでも同様の混乱が見られたが、Googleもまた同じ轍を踏んだ形だ。

今の検索エンジンは、従来の「検索結果のリスト表示」から「AIによる要約(サジェッション)」へとシフトしている。しかし、今回のような「中途半端な機能」は、緊急時に人を惑わせるノイズにしかならない。 「検索結果だけを正確に出せばいいものを、余計なAI要約を加えることで事実を歪める」。ユーザーからは、IT業界の学習能力の欠如を嘆く声も上がっている。

これは「ハルシネーション」ではない? 専門家報道への違和感

今回の件に関し、記事中では専門家が「もっともらしく嘘をつく『ハルシネーション』だ」と解説しているが、これには疑問が残る。 ハルシネーションとは通常、AIが学習データの欠落などを埋めるために「もっともらしい作り話」を生成することを指す。しかし、今回の速報ニュースのようなケースは、学習済みデータから生成されたものではなく、「リアルタイム検索(RAG)の参照ミス」「古いデータの誤認」である可能性が高い。

データ量が少ない速報段階において、AIが最新のステータス(警報発令中)ではなく、平時のステータス(警報なし)を誤って拾ってきた──つまり、これはAIの幻覚というよりは、Googleの検索システムそのものの「速報性の欠如」というべき事象だ。 「AIの幻覚だから仕方ない」で片付けるのではなく、プラットフォーム側の構造的な欠陥として捉える必要がある。

まとめ:命を守るために「ググらない」勇気を

今回の教訓は明確だ。「災害時、生死に関わる情報は生成AIやGoogleのサジェストに頼ってはいけない」ということである。 気象庁の公式サイト、テレビ、ラジオといった、一次情報源に直接アクセスすること。それが、AI時代の新しい防災リテラシーと言えるだろう。


ハッシュタグ

#Google検索 #津波警報 #AI誤情報 #八戸地震 #防災リテラシー #生成AI #ITニュース #注意喚起

コメント

タイトルとURLをコピーしました