一つのボクシング興行で2人のボクサーが死亡

ボクシングは危険だ。

にもかかわらず、緊急手術が必要になるほど、とは誰も考えていないようだ。

もし、そうであれば、グローブやヘッドギアで安全性を確保することが必要だ。頭を殴るスポーツはとかく危険。それが認識されていないようにしか思えない。

Yahoo!より、

神足さん兄、弟の死は「ラウンド数を変えても意味はない」救急のタイムリミットを指摘

8/10(日) 13:23配信イーファイト

神足さん兄、弟の死は「ラウンド数を変えても意味はない」救急のタイムリミットを指摘(イーファイト) - Yahoo!ニュース
8月8日に急性硬膜下血腫で死去したプロボクサー神足茂利(28)の兄が9日にXに今回の件の自身の意見を投稿。弟の死因について「ラウンド数を変えても意味ない」と指摘し、救急搬送体制の不備を訴えた。

記事より、

 8月8日に急性硬膜下血腫で死去したプロボクサー神足茂利(28)の兄が9日にXに今回の件の自身の意見を投稿。弟の死因について「ラウンド数を変えても意味ない」と指摘し、救急搬送体制の不備を訴えた。神足は今月2日に東京・後楽園ホールで開催されたボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ後に意識を失い、都内の病院で開頭手術を受けたが、その後に亡くなった。  兄はSNSで試合後の医務室での状況を説明。救急車を要請する場合は、ドクターがホールのスタッフを経由して要請しなければいけないなどの二度手間や、医療スタッフの不親切な対応を明かし「流れや連携の悪さは、こんなんなら自分で救急車を要請する電話をしたほうが絶対に早い」とJBCの医療チームの手際の悪さを指摘。  さらに「救急車を要請してから現場に到着するまでに約40分を要した」「もう少し早く病院へいけたらもっと何かが変わったかもしれない」と訴え、救急搬送の遅れを問題視した。  病院に着いたのは試合が終わって1時間半くらいで、ドクター曰く運ばれた頃には一分一秒を争うほどの重症だったという。急性硬膜下血腫は発症から治療までのスピードが生死を分ける疾患。確かに、今回の搬送時間は致命的遅れとなった可能性はある。  この投稿の読者のコメントとして、「ボクシングは危険な競技、常に何かあった場合を考えて、ケアを優先すべき」「頭痛や意識障害などが生じたらすぐに搬送して検査をするルールにしないと」「搬送、治療開始までの時間短縮は大いなる課題」などの意見が見受けられた。  また、同じ大会で浦川大将選手も急性硬膜下血腫で開頭手術を受けたが、9日亡くなった。一つの興行で2人がリング禍に陥る異常事態。

日本語コメント

同一興行で2人の死亡――これは「想定外」では済まない現実です。
ラウンド数の議論より先に、分単位の救急動線を作るべき。

  • 即応体制:会場常駐の救急車+脳神経外科と直通、リングドクターの直通119権限
  • 即時評価:頭痛・意識障害などのレッドフラッグで即CT搬送、試合後24時間観察
  • 止める勇気:明確なストップ基準を審判・ドクターに委ねる
  • 装備とルール再検証:グローブ/バンテージ/計量・リハイドレの見直し(ヘッドギアの有効性は議論があるが、搬送遅延が致命的なのは明白)

「激しさ」と「命の保護」は両立できます。仕組みを変えなければ、悲劇は繰り返されます。故人のご冥福をお祈りします。

English Comment

Two deaths at a single show make one thing clear: this wasn’t “unforeseeable.”
Before debating round counts, fix the minute-by-minute emergency pathway.

  • Rapid response: on-site ambulance + direct neurosurgery link; ring doctor with direct EMS call authority
  • Immediate triage: any red flags (headache, confusion, LOC) → CT now, plus 24-hour post-bout monitoring
  • Stop protocols: empower officials/doctors with clear stop-the-fight criteria
  • Equipment/rules audit: revisit gloves, hand wraps, weigh-in & rehydration (headgear efficacy is debated, but delays kill)

Intensity and safety can coexist—if governance catches up. My condolences to the families.

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