詐欺の巧妙化にはすごいものがある。
なんと電車の吊り広告のQRの上に偽のQRコードを貼り付けて、詐欺サイトに誘導するのだという。
今の時代、何でもカメラで読み取るのだが、こんなこところにも罠が仕掛けられているとはなかなか気づかない。
が、これが現実。
馴染みのないものに対しては常に慎重でなければならない。
スマートフォンは情報を読み取るだけではなく、発信もできるので、やっかいだ。
Yahoo!より、
【巧妙化】過去最悪の特殊詐欺被害!今は電車の広告やチラシのQRコードまで…日常に潜む新たな罠とは
11/23(日) 9:00配信ytv

電車の吊り広告に“偽QRコード”が貼られる時代へ
──日常に潜む詐欺の新手口と私たちが取るべき対策**
電車の吊り広告に、こっそり“偽のQRコード”を貼り付ける。
そんな荒唐無稽な話が、いま現実になっている。
スマートフォンをかざすだけで情報が手に入る便利な時代だが、裏を返せば「読み取る」という行為そのものに罠が仕込まれている可能性が出てきた。
気づきにくい。
疑いにくい。
そして巧妙。
これまで“安全”だと思われていた場所にこそ、新しい詐欺は忍び込んでくる。
■ 電車の広告に“偽QRコード”が貼られる
京王電鉄の車内広告「電気通信大学」のポスター上に、悪意のあるQRコードシールが貼られていた。
SNS上では、
「広告のQRコードを読み取ったら正体不明のページに飛ばされた」
という投稿が相次ぎ、大学側も公式に注意喚起した。
電車の広告は“公共”で“安心”という意識があるぶん、警戒心はどうしても低くなる。
そこを突かれた形だ。
■ 特殊詐欺の被害は過去最悪
警察庁の発表によると、2025年1〜9月の特殊詐欺被害額は 965億3000万円 と過去最悪。
中でも“ニセ警察官”詐欺が660億円超で約7割を占める。
もはや高齢者だけの問題ではない。
スマホを持つすべての世代が、狙われる時代に変わってしまった。
■ “偽QRコード”が急増している理由
QRコード決済の利用率は 6歳以上の59.5%。
利用額は 13兆5000億円(2024年、総務省)。
便利さが広がれば、詐欺師はそこに寄ってくる。
セキュリティ専門家が指摘するのは次の点だ。
- スマホで読み取るだけでサイトに飛べる
- URLが見えないため、偽サイトでも気づきにくい
- 利用者が“慣れすぎている”ため、警戒心が薄い
実際、2025年1〜10月の“偽QRコード攻撃”は世界で 800万件以上。
前年同期比で 約500倍 に跳ね上がっている。
■ 郵便受けにも。返金詐欺にも。QRは生活の隙間に入り込む
電車だけではない。
● 1. ポストの“偽チラシ”
「家賃の支払い方法が変わりました」という偽のチラシが投函され、
そこに記載のQRにアクセスした人が入金してしまう被害も出ている。
● 2. “返金します”の名目でQRコードを送りつける手口
ネットで購入した商品の返金名目でQRを読み取らせ、
指定された番号を入力すると 9万円以上を送金させられる という事例も。
詐欺の舞台は、もはや情報弱者ではなく、“日常のど真ん中”。
■ なぜ人は偽QRコードに引っかかるのか
心理学的に見ると、詐欺師は「人が疑わない瞬間」を突いてくる。
- 公共交通機関の広告は安全だと思い込む
- 大学や企業の公式風ロゴに安心する
- QRコードへの慣れで確認を怠る
- “読み取るだけ”という手軽さに警戒心が緩む
特に日本では、QRを利用した決済・問い合わせが急速に普及しているため、
“日常的に使うもの”こそ罠にされやすい。
■ 私たちが今日からできる対策
大げさなことではなく、数秒の意識で危険を回避できる。
【1】QRコードの貼り替え痕をチェック
広告やポスターのQRコードに「微妙に浮いている」「四隅の色が違う」など異常があれば要注意。
【2】読み取った後、URL のドメインを見る
大学・鉄道会社・企業の正規ドメインかどうか。
意味不明な文字列や海外サーバーは危険。
【3】返金をQRコードで促す業者は 99% 詐欺
返金は銀行口座情報の確認など、別の方法で行うのが通常。
【4】“スマホの自動アクセス”を許可しない
QR → 自動ジャンプ → 権限要求
ここまでが一瞬で起こることがある。
■ まとめ:便利さと危険は、いつも同じ場所にある
電車の吊り広告に偽QRコード。
こんな日常のひび割れは、“便利な社会の裏にあるリスク”を静かに示している。
QRコードは便利だが、何でも読み取る前に「ほんの1秒」だけ確認するだけで、大半の被害は避けられる。
私たち一人ひとりの小さな慎重さが、詐欺の拡大を防ぐ一番確実な防波堤になる。
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