仕事中のSNSは私用電話と同じ。
また、情報漏洩リスクもある。一般に、会社の評判も落とす可能性が高い。
職務専念義務違反、ってやつだ。
注意する必要がある。
逆に注意しないと管理者は責任を取らされることになるから注意が必要だ。
Yahoo!より、
スマホが手放せない部下 席でもトイレでも頻繁にSNSチェック こんな若手にどう注意すればいいですか?【社労士が解説】
12/22(月) 11:20配信まいどなニュース

仕事中のSNSはなぜ「全面的にNG」なのか
― 職務専念義務・情報漏洩・管理者責任の3点から考える ―
「仕事中のSNS利用はダメですか?」
この問いに対する答えは、実務的にも法的にも、かなり明確です。
仕事中のSNS利用は、原則としてアウト。
理由は感情論ではなく、制度と責任の問題です。
仕事中のSNSは「私用電話」と同じ扱い
まず押さえておくべき前提があります。
仕事中のSNS利用は、
私用電話・私用ネット閲覧と同じ扱いです。
業務時間中、労働者には「職務専念義務」があります。
これは「一瞬たりとも休むな」という意味ではありませんが、
- 業務と無関係な行為
- 繰り返される私的行動
- 業務に支障を与える頻度・時間
これらが揃えば、職務専念義務違反になります。
「ほんの数分」「トイレのついで」という言い訳が通らないのは、
積み重なった数分が、立派な業務時間の損失になるからです。
情報漏洩リスクは“本人の自覚”では防げない
SNS利用の問題は、サボりだけではありません。
- 業務端末と私用端末の混在
- 写り込みによる情報漏洩
- 位置情報・時間情報の無意識な公開
これらは、本人が気をつけていても起きます。
一度でも情報漏洩が起きれば、
- 会社の信用低下
- 取引先への影響
- 組織としての管理責任問題
に発展します。
SNSは「便利」ですが、組織にとっては常に地雷原です。
注意しない管理職のほうが危ない
意外と見落とされがちなのが、ここです。
SNSを注意しない管理職も、責任を問われる側になる
部下の不適切行為を知りながら放置した場合、
- 服務規律違反の黙認
- 管理監督義務違反
- 労務管理不全
として、管理者が処分対象になる可能性があります。
つまり、
- 注意する → 嫌われるかもしれない
- 注意しない → 自分が責任を取る
この二択です。
管理者にとって「見て見ぬふり」は、最もリスクの高い選択です。
指導は「感情」ではなく「事実」で行う
指導のポイントはシンプルです。
- 推測しない
- プライバシーを侵さない
- 事実と業務影響に絞る
「〇分間、業務から離れていましたが、何をしていましたか」
この聞き方で十分です。
スマホの中身を見せろ、トイレを監視する、
こうした行為は逆にアウトになります。
結論:仕事中のSNSは、あらゆる意味でバツ
まとめると、
- 仕事中のSNSは私用行為
- 職務専念義務違反になり得る
- 情報漏洩リスクが高い
- 管理者が責任を問われる
- 注意しないほうが危険
という話です。
「若手だから」「時代だから」という理由で曖昧にすると、
最後に困るのは組織と管理者です。
参考ニュース
Yahoo!ニュース
スマホが手放せない部下 席でもトイレでも頻繁にSNSチェック
こんな若手にどう注意すればいいですか?【社労士が解説】
12/22(月) 11:20配信 まいどなニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/29a24f3e66c1663367f26366c08d364c550ceda0
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