知床観光船は救助に向かおうとしたが波が荒くて断念していた!

荒天予報の中で出航して沈没した知床観光船のKAZU I。
無線が機能していれば助かったという話ではないことは明白。
実際に隣の他社は無線が聞こえていたということで、それなら船のアンテナではなく、事務所のアンテナや無線の問題ではないか?
また、これまでこうした報道はなかったが、KAZU Iの沈没しそうなことを携帯電話で知って、知床観光船の別の船で助けに行こうとしたというのだ。
だが、波が荒くて断念。これが沈没の一番の原因だろう。
出航したのが問題で、遅れる、ではなく、引き返すという判断をしなかったことが最大の失敗。判断ミスだ。
沈没の連絡後にすぐに海上保安庁や自衛隊に救助を求めていれば少しは救命できたかもしれない。
沈没して生存者がいないのは、荒天の中での状況判断、つまり、引き返す、という判断ができなかったので、こうしてしつこく取り上げている無線の問題ではなく、無線が使えない状態での運航がバレるのを恐れて救助を求める連絡が少しでも遅れたことが問題というのならわかる気もする。
船長の現場の判断が何よりも重要であることは間違いない。
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Yahoo!より、
「無線が通じていれば…」救助に向かうも高波で断念 遭難事故で新たに3人発見
4/28(木) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/38a1cf5b6f2a3343a073761c8645298f5be075ff
記事より、
北海道・知床沖で起きた観光船の遭難事故で、28日夕方、新たに3人が発見されました。
これまでに、知床岬周辺で10人、岬の東側の沖で加藤七菜子さん(3)が見つかっています。今回の3人は、それよりさらに南の海上で見つかりました。全員が男性で、ライフジャケットを付け、海面に浮いた状態でした。『KAZU1』が出航したウトロ漁港とは、知床半島を挟んだ反対側です。依然12人の行方がわかっておらず、船体も見つかっていません。
緊急時、無くてはならない連絡手段。『知床遊覧船』の事務所の屋上に設置されている無線のアンテナは折れてしまっています。27日の会見で、桂田社長は無線の故障に気が付いたのは、当日の朝だったと説明しました。
知床遊覧船・桂田精一社長:「私も気づかず(当日)朝8時半に言われたような状況。9時10分くらいに専門の電機屋さんに電話してある」
修理の依頼をしたという会社に話を聞くことができました。着信履歴を確認してもらうと、午前9時23分で、番号は桂田社長の個人携帯でした。ただ、この会社は、普段から取引がなかったので、断ったといいます。
事故当日、『知床遊覧船』の事務所にいたという人物を取材しました。事務所の中にいたのは、全部で3人。アンテナは、もっと以前に壊れていたといいます。
事故当日事務所にいた人:「2月、1月かもしれない。たまたま事務所前を通ったときに、いつもと風景が違うなと思って、パッと見たら下に(アンテナが)落ちてた」
当日、無線は使えない状態でした。通常なら、主なポイントを通過したとき、船長から、その都度、無線が入っていたといいます。連絡がないうえ、『KAZU1』は時間になっても港に戻ってきませんでした。
午後1時ごろ、自社の無線で、偶然、『KAZU1』の通信を聞いた人が、事務所に知らせに来ました。
事故当日事務所にいた人:「最初は『カシュニ通過』だった。『波が高いから遅れる』と。(Q.その連絡は他社からどうやってきた)隣なので、早歩きでやってきて。(Q.その次にどういう連絡が来たのか)前の方が浸水してきて、30度傾いてるから、『救命胴衣着せろ』とかいう感じのことを言ってる。慌てていて、何か大変なことになってると」
最初の118番通報は午後1時13分。この約5分後、『KAZU1』から海上保安庁に携帯電話で「船首が浸水した。エンジンが使えない。カシュニの滝のすぐそば。救助、頼みます」と連絡が入りました。
連絡があったのは、この1回のみ。このあと、携帯電話はつながらなくなったといいます。
事故当日事務所にいた人:「私ともう一人の知っている人で、『KAZU3』で迎えに行こうと。船に一回乗ったが。でも波を見たら、『これは行けないわ』と戻った。

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