AIでうまいビールを作るキリン

ビールは毎年たくさんの種類が発売される。

消費者からするとなんだかよくわからないのだが、その味を見極めるのにキリンはAIを使っているという。

そのAIの名前はFUJIWARA。なんでフジワラなのか？

ひょっとして、この藤原さん？

同級生鼎談 私たちの原点と「発酵・バイオテクノロジー」｜キリンジャーナル｜キリン
同級生鼎談 私たちの原点と「発酵・バイオテクノロジー」
キリン

なお、醸造匠AIというものも過去には開発しており、その発展形のように見える。

「醸造匠AI」に「レシピ探索機能」を追加し システムの試験運用を開始 | 2021年 | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
キリングループニュースルーム「「醸造匠AI」に「レシピ探索機能」を追加し システムの試験運用を開始」についてご紹介します。「ニュースルーム」では、キリングループの国内・海外のニュースリリースなど、メディア向けの情報をご紹介します。
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なぞだ。

でも、美味しいビールが飲めるのなら、それでいいじゃないか？

Yahoo!より、

ビール造りで独自開発のAI活用　キリン、おいしさ成分見つけ提案

12/12(金) 16:42配信共同通信

ビール造りで独自開発のAI活用　キリン、おいしさ成分見つけ提案（共同通信） - Yahoo!ニュース
キリンホールディングスが、独自開発の人工知能（AI）を生かしたビール造りを本格化させることが12日、分かった。苦みやコクなどおいしさにつながる膨大な要因から、目指す味わいに必要な成分を見つけ出して
Yahoo!ニュース

AIでうまいビールを作るキリン――その名も「FUJIWARA」

ビール売り場に行くと、毎年のように新商品がずらりと並ぶ。
正直、消費者側からすると「何がどう違うのか分からない」というのが本音ではないだろうか。

そんな中、キリンビールが**“おいしさの判断”そのものにAIを使っている**というニュースが話題になっている。

ビールの味を決めるAI「FUJIWARA」とは？

キリンが独自開発したAIの名前は**「FJWLA（フジワラ）」**。
苦み、コク、香りなど、ビールのおいしさを左右する膨大な要因を解析し、目指す味に必要な成分の組み合わせを提案するAIだ。

このAIは、

  • 約20年分の消費者調査データ
  • 成分分析データ
  • 試飲評価の結果

といった、これまで“職人の勘”に頼っていた領域を定量化している。

新商品開発で「苦みが強すぎる」「コクが足りない」といった課題が出た場合、
FUJIWARAが改善につながる成分候補を提示。
実際にAIを使った調整のほうが、消費者評価が高くなったという。

2026年3月以降に発売されるビールから、順次このAIの知見が反映される予定だ。

なぜ「FUJIWARA」なのか？ 名前の謎

ところで気になるのが、この名前だ。
なぜ「フジワラ」なのか？

キリンの公式ジャーナルでは、研究者たちの試行錯誤や開発ストーリーが語られているが、
名前の由来そのものは、どこかユーモラスで謎めいている。

参考：キリン公式ジャーナル
https://www.kirin.co.jp/journal/others/stories/20240805_01

「藤原さんという天才研究者がいるのでは？」
と勘ぐりたくなるが、少なくとも公式にはそうした説明はされていない。

実は前身があった「醸造匠AI」

実はキリンは、AIによるビール造りに今回が初挑戦ではない。

2021年にはすでに**「醸造匠AI」**というシステムを発表している。

参考：キリンホールディングス公式リリース
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2021/0818_02.html

今回のFUJIWARAは、その発展形とも言える存在だ。
つまりキリンは、

  • AIに任せきりにする
  • 人の感覚を否定する

のではなく、**「人の経験 × AIの解析」**という形で進化させてきた。

AIが踏み込んだ「味覚」という聖域

味や香りといった感覚は、長らく「数値化できないもの」とされてきた。
しかしキリンは、そこにAIを持ち込み、感性の領域をデータで補強しようとしている。

これはビールに限らず、

  • 食品開発
  • 飲料
  • 香料・化粧品

などにも波及する可能性が高い。

結論：理由は分からなくても、うまければいい

FUJIWARAがなぜフジワラなのか。
人間の舌とAIのどちらが偉いのか。

正直、その答えはどうでもいい。

うまいビールが飲めるなら、それでいいじゃないか。

ビールの未来は、どうやら泡の中だけでなく、
アルゴリズムの中でも発酵しているようだ。

参照ニュース・URL

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