AIによる作品がでてくるようになったために、妖怪川柳コンテストは今年限りという。
記事にあるように、
主催する境港観光協会は、人工知能(AI)の発達で妖怪川柳を簡単に作れるようになり、人間が考えた句と見分けることが難しくなったためとしている。
というのだ。
ちょっと、意味がわからない。今年が20回目になるので、きりがよいので止めるだけではないか?
ただ、それは批判を浴びそうなので、AIのせいにしたとしか思えない。
そもそも、AIを使っても、その著作権はAIを使った人に属する。さらに、いくらたくさんの川柳を作ったとしても、面白くないものは面白くない。そもそも、数多くのアウトプットから選んで提出するのは人間だ。
川柳の良し悪しは人間が判断するしかないだろう。
AIのせいにしておけ、という考え方には賛同できない。
参考までに妖怪川柳コンテストのページは以下。

一人3作品応募できる。AIの使用はだめとは一切書かれていない・・・
本気で続けようとするのなら、応募要項を工夫すればいいだけ。
本当のところは、審査委員長などに断られ、その後釜を見つけるのに失敗したからではないか??
いずれにしても、AIのせいだけで終わりにするだけの、きちんとした説明がないのは確かだ。
Yahoo!より、
AI作句の見分け困難 妖怪川柳コン今年で終了
11/8(土) 15:20配信日本海新聞

AIの普及で妖怪川柳コンテストに幕???
―AI作句の“見分け困難”が本当の理由か―
全国にユニークな文化を紹介してきた「妖怪をお題に世相や流行を詠む」妖怪川柳コンテスト。主催の 境港観光協会 によれば、今年第20回を最後にコンテストを終了するとの発表がありました。理由として挙げられているのは、作句ツールとしてAIが普及し、「人間が考えた句」と「AIが作った句」との区別が難しくなったため、というものです。 自動ニュース作成G+2はてなブックマーク+2
しかし、記者の視点からすれば「第20回という節目だから単に区切りをつけた」という可能性も十分にあります。しかも応募要項を見ると、AIの使用を禁止している記載は確認できません。志向として“AI使用禁止”を明確にしていないにもかかわらず、「AIが問題だから終了」という主張には、唐突さと逆説が残ります。
🔍 ファクトチェック:確認できる事項
- 媒体「日本海新聞」が報じた記事によると、20回目をもって終了する理由として「AIによる作句の容易化・人の句との見分け困難化」が挙げられています。 自動ニュース作成G+1
- 開催は2006年にスタート、故 水木しげる 氏の出身地・境港を舞台にした取り組みでした。応募句数はピーク時の2014年に8,335句を記録。 自動ニュース作成G+1
- ただし、同協会のコメントには「境港をPRする一定の成果を達成し、20回の節目で幕を下ろす」旨の発言もあり、「AIだけが原因」という説明に一部並立する別理由が提示されています。 自動ニュース作成G
- 応募要項(例:20回募集ページ)では「AIの使用は禁止」と明確に記されていないとの指摘があります(ユーザーブログなどによる検証) アメーバブログ(アメブロ)
✍️ 主張へのコメント
- 「AIによる作句が容易だから終了」という主張に疑問
AIを使えば作句が容易になる、という点には理がありますが、「数を量産できる」こと=「選考不能」という論理には飛躍があります。実際、コンテストの意義は“多数の中から優秀句を選ぶ”ことにあります。AIが量産しても、人間の審査を通して優秀作を選ぶという構造は維持可能です。 - 応募要項に「AI禁止」の記載なし
AI作句を問題視しながら、禁止規定を設けていないことは、説明責任の観点から不十分といえます。もしAIが“終わり”の理由ならば、規定変更もしくは明文化が求められたはずです。 - 20回という節目を理由にする方が自然
「20回」という区切りは記念的にも区切りとしても妥当です。「節目だから終わる」という説明が併記されている点も考慮すべきです。つまり、AIを“理由”に掲げることで、他の内部的事情(資金、人材、運営コスト等)を隠蔽している可能性があります。 - 文化的価値と制度的整理の必要性
川柳という表現文化は、五・七・五という定型の中でユーモアや風刺を呈することが特徴です。AI作句含め「良い句をどう評価するか」という議論はこれからも重要であり、単に“AIが出るから終わる”という整理では、文化体験の喪失にもつながりかねません。
✅ 結論・提言
「妖怪川柳コンテスト終了=AIのせい」という図式だけでは説明が十分ではありません。
確かにAI作句の増加という技術的背景は存在しますが、それ単体で「終わる理由」とされるには説明責任が不足しています。
川柳文化を今後も継続・拡張するためには、例えば「人間部門/AI部門」の区別設置、AI使用ルールの明示、応募句数や審査体制の見直しといった制度設計が現実的です。
それでも、20年間の開催と地域文化の醸成は評価に値します。
主催者には、“AI時代の川柳”を継続・再構築する新たな試みへの説明とロードマップ提供を強く求めたいところです。
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