自動運転の実現が難しい中での、技術を活用できるAI教習車が実用化。

公道以外での利用という、アイディアもの。

記事には、

2025年5月には「無線教習（指導員不同乗での教習）」も認められたとの報道も

とあり、本当に有用だ。

これは、海外でも通用する手法だろう。

Yahoo!より、

全国から熱視線　福岡発「AI教習車」をペーパードライバー記者が体験　人手不足の救世主　AI×人の相乗効果でサービス向上

10/29(水) 20:05配信46RKB毎日放送

AI教習車が「教習所の救世主」に？人手不足＋AI技術の現場導入

自動車教習所で指導員の高齢化・人手不足が顕在化する中、福岡県大野城市の南福岡自動車学校（および関連企業）が導入した「AI教習車」が、全国から熱視線を集めています。 TBS NEWS DIG+1

指導員の高齢化と減少により、2033年には教習所で「教習生数に対して指導員が3割以上不足する」との試算も出ています。 TBS NEWS DIG
このような背景で、運転技能を測定・評価できるAI＋センサー（ライダー＝LiDAR）搭載教習車が、効率的な運転教育の手段として注目されています。 TBS NEWS DIG+1
福岡の事例では、すでに5年前から6台のAI教習車を導入し、ペーパードライバー講習・企業研修などに活用。2025年5月には「無線教習（指導員不同乗での教習）」も認められたとの報道もあります。 TBS NEWS DIG

最新センサー「LiDAR」搭載：360度レーザーで周囲を検知し、運転者の状態や車両動態をAIがリアルタイム評価。 TBS NEWS DIG+1
評価の客観性・ばらつき削減：従来、指導員によって評価が異なることもあった教習所ですが、AIによる定量評価によりばらつきが抑えられる可能性があります。新車・中古車の自動車総合情報サイト〖carview!〗
指導員負担の軽減＋指導効率の向上：AIが基本的な運転ミスや習慣などを即座に指摘し、指導員は「ほめる指導」「緊張や不安へのフォロー」など“人ならでは”の指導に注力できるようになります。 TBS NEWS DIG

ペーパードライバー記者が乗った実体験では、AIの指摘が瞬時に出る「スパルタ教官」的な側面も。例えば、「発進前に周囲を確認しましょう」「右折の前には道路の中央に寄せておきましょう」など、細かい運転操作に即対応。 TBS NEWS DIG
ただし、AIだけでは「安心感を与える」「褒める」「不安を取り除く」といった“人間の温かみ”までは提供しきれないため、指導員との役割分担が重要視されています。

AI教習車は、指導員の“代替”ではなく、“補完”としての技術です。
つまり、教習所は「AIが評価」→「人がフォロー・安心を提供」というハイブリッドモデルを模索しています。
この動きは、単なる人手不足解消にとどまらず、運転教育の質を上げるうえで大きな転換点になる可能性があります