未来の二つの顔

未来の二つの顔、ジェイムズ・P・ホーガン
実は、マンガ版を読んだ。
古典的、当時としては科学的バックグラウンドがしっかりした、コンピューターの反乱物語。
2001年宇宙の旅より後にでているので、まあ、そのような内容というもの。
ロボットがロボットを作る時代に既になっている。闇雲にコンピューターを恐れる時代ではないが、しかし、たとえば、株価の操作もプログラムに基づいて行われている。
同じアルゴリズムで先を競って入札をすると、個々の行動は正しくとも、全体の行動としては間違ったものになる、というリスクは今もある。自動化の中には倫理観は考慮されないのが普通なので、そこが機械任せの難しいところである。
マンガ版と小説版を比べていないので良く分からないが、どうもマンガ版の最後の章はオリジナルのようである。小説版を読んだ振りをして感想文を書く良い子は、最後の章については言及しないように注意するとよいかもしれない。

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