瀬戸内寂照が語った愛するということ

瀬戸内寂照が亡くなってしばらく経つが、その文章は今も残っている。
曰く、
人間が生きるということは愛すること。
愛とは、自分以外の人の心を想像し、その願いや望みを叶えてあげたいというやさしさ、思いやりです。
だから愛する人が何をしても許す。
と愛について語っています。
愛するということであり、愛されるということではない。
人間が生きるというのは自分以外の誰かを愛すること。
もちろん、自分を愛していない人、愛されたことがない人は、自分以外の誰かを愛することはできません。
愛を語るときに自分が、世間体がという話が出てくるようであれば、それは本当の愛ではないのです。
誰かを愛することで本当の自分自身の幸せが得られるのです。
Yahoo!より、
瀬戸内寂聴にとっての「愛」と人生唯一の後悔〈dot.〉
5/5(木) 16:00配信
AERA dot.
https://news.yahoo.co.jp/articles/4daf80b5cc8dbdb4b03022000f75813d1f58c9fa
記事より、
 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんが、97歳の時に上梓した『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新書)。
 人間が生きるとは、どういうことでしょうか。この年まで生きてきて、はっきりいえるのは、それは「愛する」ことです。誰かを愛する。そのために人間は生きているのです。
 結婚するとかしないとか、それは全く関係ない。誰かひとりでも愛する人にめぐりあう。それが一番、私たちが生きたという証しになるでしょう。
 この年になってようやくわかりましたが、愛することは許すことです。ほんとに愛したら、何でも許せます。
 愛とは、自分以外の人の心を想像し、その願いや望みを叶えてあげたいというやさしさ、思いやりです。
 だから愛する人が何をしても許す。泥棒だとか詐欺だとか、そんなことをしたからといって、ほんとに愛したら憎みきれません。
 人間は甘いのです。恋人が面と向かってやさしい顔をしていたら、陰でどんな悪いことをしていても、それがわかっていても、許すでしょう。
 実際には、人の道に反することは許せない、世間に申し訳が立たないといって、見捨てる人の方が多いかもしれない。でもそれは、ほんとに愛していないのでしょう。ほんとに愛していたら、もう仕方がないと思って、すべて許すはずです。

幸せ
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