熊本地震ではガスのマイコンメーターなどの火災対策の効果が表れたと考えてよいだろう。今後、阪神・淡路大震災のような大火はまずないというのが今の日本のインフラのレベルだろう。

熊本地震ではあまり火災がなかった。
この記者が勘違いしているのは出火がないことと、火災が延焼して大火になることは違うということをきちんと分けて考えていないことだ。
阪神・淡路大震災ではガス漏れがあるなかで関西電力の拙速な電気の復旧によりガスに電気のスパークにより引火して出火するところが多数出た。
さらに密集市街地であるために延焼が広がり大火となったという順番だ。
今回はそもそも出火が少ないというのが特徴。
プロパンガス、都市ガスともに出火を抑える対策が十分に進み、効果が出たと考えらえる。
これから日本ではほとんど大火というのはない時代になったと考えらえるのだ。
Yahooより。
【熊本地震】火災被害16件、抑えられた要因は
産経新聞 5月8日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000042-san-l43
記事では、
ガス管は阪神大後に耐震化が進んだ上、震度5程度を感知するとガス供給を自動停止するマイコンメーターの設置も広まった。ガス漏れによる火災を防いだ・・・
これをたとえ話で、かつ、一因としているが、何もわかっていないのが文系のバカ記者だ。
マイコンメーターの設置の効果が絶大だったに決まっているではないか?
また、
倒壊した家屋については、火災の危険性が増すと判断し、電柱から家屋につながる「引き込み線」を切るなどの対策を取った・・・
ということで、阪神・淡路大震災での関西電力によるむやみやたらと火災の恐れも考えずに電気を復旧させたという大失敗については対策がなされているのである。
しかし、
東京大大学院の広井悠准教授(都市防災)は「ブレーカーを落とさずに避難した人もいたようだ。2次災害を防ぐための啓発活動が一層必要となる」・・・
というのはいただけない。火災だけ考える縦割りバカの発言であり、今回の結果をみればまずガスが止まる以上火災の恐れはかなり低い。
むしろ、木造住宅で地震だからとワザワザブレーカーを落としに安全な2階から1階に降りて2階が上から落ちてきて死んだということにつながる。優先順位を考えるべきで、研究のやることがなくなるからという不純な動機で発言するのは迷惑である。ここは、これまでの教訓を踏まえて大火が無くなりつつあるという現実を認めて、これまで取り組んできた人々への敬意を示すというのが人として正しいのではないかと思う。残念だ。

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