VRを活用したダイエット

VRを活用したダイエットというものがあるようだ。
ポイントは疑似体験を映像から実感できること。
VRのためよりリアルに自分を感じることができることがポイントのようだ。
何事も真剣に取り組むこと、それだけだが、それが難しい。
自己決定を促すツールとして優秀なのだろう。
Yahoo!より、
老いた自分と対面「老化アプリ」想定外の利用価値 「未来の自分」を知ると人生が充実する不思議
10/2(水) 13:02配信
東洋経済オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a68bc18ff760ac094f14d2b880a043bfd2a07610?page=2
記事より、
 バイドは自分の食欲にブレーキをかけるため、その画像を浴室の鏡と冷蔵庫のドアに貼った。「アイスクリームが食べたくて、キッチンのある1階に降りると、その画像が目に入るので、しぶしぶ自室に戻った」そうである。彼はその画像の容姿に近づくために低カロリーの食事や有酸素運動、ウェイトリフティングをこなし、その結果、体重を大幅に減らすことができた。
 バイドの体験には、科学的な裏づけがある。研究者のサラ・ラポソとスタンフォード大学のローラ・カーステンセン教授の研究によると、老け顔に加工した自分の画像を見た成人は、画像を見ていない成人に比べて、運動量が増えたという。
 この老け顔の画像は、道徳的な分野にも効果があった。私と同僚が研究室で作成したゲームで遊んでいた者は、自分の老け顔のカラー画像を見た後、ゲームで不正をするチャンスがあっても真面目にゲームに取り組むようになった。実際にフェイスブックで40代の自分の画像を1週間にわたって見続けた高校生は、その週に非行に走る確率がわずかながら減ったという結果も出ている。
 これらの道徳的な行動に関する研究については、サンプル数が少なく、その効果も比較的緩やかなものだった。道徳的な行動を起こす要因にはさまざまな要素が絡んでおり、未来の自分の画像はパズルの1ピースにすぎない。それでも重要なピースである可能性はある。
■未来をイメージさせると計画性が高まる
 オランダの犯罪心理学者で私の共同研究者でもあるジャン・ルイ・ヴァン・ヘルターは、有罪判決を受けた犯罪者に老け顔の画像を見せる取り組みを行った。その結果、仮釈放に移行しても自滅的な行動(飲酒や薬物使用など)は減少が、暫定的ではあるが、確認されている。
コメント
この記事は、VRや老化アプリのようなテクノロジーが自己決定を促し、生活習慣の改善に役立つ可能性を示しています。VRを使ったダイエットのポイントは、映像を通じて未来の自分をリアルに感じ、視覚的な疑似体験によって意識を変えることです。例えば、老いた自分の画像を見ることで、今の行動が将来にどう影響するかを具体的にイメージでき、運動や健康管理のモチベーションが高まるという話は興味深いですね。
バイドの体験のように、視覚化した目標に向かって取り組むことが効果的であるという事例もあります。彼が浴室や冷蔵庫に画像を貼って行動を制御したように、視覚的な刺激が強い自己決定のツールとなることは、現代のテクノロジーが人々の習慣を変える方法を広げていると言えます。
また、老け顔の画像が道徳的な行動にも影響を与えるという研究も面白いです。未来の自分を視覚化することで、今の自分の行動がより計画的かつ倫理的になるという効果は、自己改善に向けた新しいアプローチとして注目されるべきだと思います。これらのテクノロジーが、健康や倫理観を育むためのツールとしてどれほど社会に広がっていくか、今後が楽しみですね。

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