阪神・淡路大震災で被害を受けたのは構造計算をしていない建物だ

未だに構造計算の必用のない建物があるというのが現実。
日経ホームビルダーより。
被災者を苦しめる「4号特例」
2016/06/03
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/knpcolumn/14/505663/053100012/?P=2
記事より、
 4号建築物には構造計算が義務付けられていない。しかも4号特例によって、特定行政庁による違いはあるものの、一般的には建築確認申請時に構造計算書はもちろん壁量計算書などの構造関係の資料の提出も求められない。
 4号特例は、建築確認の審査を簡略化するために書類提出を義務付けていないだけで、構造安全性のチェックを免除しているわけではない。・・・
この記事も意匠建築士が書いたゆえにいい加減さがあるが、壁量計算+仕様規定というのは簡便な構造計算の一つである。
構造計算が必用ではないのではなく、ただ計算書を提出しないでいいというだけなのである。
建築基準法の求める最低限の構造性能はもっていなければならないのは当然である。

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