中国に純粋な民間企業はない、単純に言えば、共産党が承知していない成功した企業というものは存在しない。

中国は民主主義国家ではなく共産主義国家。
何人も共産党の意向抜きには成果を上げられない世界だ。
そのなかで海外の、しかもアメリカの子会社という今回の上海の会社の事件。
当然、共産党もよくご承知の企業である。
そこがこのような不祥事を起こしたということは、単に一民間企業(というか中国では単なる民間企業は存在しない)の話で済まされるわけがないのだ。
一般的に、取引先が民間だから民事でということは本来、中国との関係ではありえない。
もし、そのような対応をしているとすれば甘ちゃんで、中国共産党とちゃんと握っておかないと、中国でのビジネスなんてリスクが大きすぎてやってられないはずだ。
YAHOOより。
当局の監督責任問う声も=「期限切れ肉」発覚から1週間―中国
時事通信 7月27日(日)15時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140727-00000041-jij-cn


 【上海時事】中国上海市の食品会社「上海福喜食品」が期限切れ肉を供給していたことが発覚して27日で1週間。安全と思われていた外資系一流企業の不正行為は中国社会ばかりでなく、食品を輸入していた日本でも衝撃が走った。上海市公安局が幹部らを刑事拘束し、事件の全容解明を目指す中、当局の監督責任を問う声も上がっている。
 当初、「海外では法律を守っている外国企業がなぜ中国に来ると変わってしまうのか」(中国共産党機関紙・人民日報)と外資系たたきが台頭したが、ここに来て、当局の責任を追及する主張も目立ちだした。
 上海市の食品安全当局は上海福喜を3年間に7回も検査したが、不正を見抜けなかった。地元当局は食品安全生産の先進的な工場として表彰までしていた。これが世論を怒らせた。
 中国紙・経済観察報は「(食品会社に対する当局の)事前監督が効果を上げていない」と指摘。「(これまで)食の安全問題が発生しても、当局者が責任を負って失職した例は少ない」として、「福喜事件で、会社から当局者が得た可能性のある不正収入を徹底捜査せず、当局者が責任を取らないならば、食の安全問題はいっそう難しくなる」と警告した。・・・

タイトルとURLをコピーしました