マスコミは被害が大きいほどよく、そうでない被害でも大きく見せること、に注力をする。
サラリーマン記者曰く、数字は大きいほうがいい、って騒ぎ立てるほうがいいという低レベルが蔓延している。
編集も繰り返し大げさにやってきて、麻痺しているというか、考えもないというか。
現実問題、被害は減っていて、床上浸水2割、床下浸水8割を足して100件の浸水被害と書き立てる。
床下浸水 床上浸水
水→ ~~~~~~
------ ←床→ -------
~~~~~~ ←水
この違いで床下浸水の何が被害か?ということがわかるだろう。
本当に浸水被害=床上浸水がひどいときには、床下浸水なんて数に数えなかった。
床上浸水が減って、数が小さくなったから、数字は大きいほうがいい、という理屈で床下浸水までも取り上げるようになったのだ。
YAHOOより。
京都市内で102戸浸水 局地的豪雨、交通にも影響
京都新聞 8月16日(土)23時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140816-00000022-kyt-l26
では、床下浸水なら逃げるか?
下手に動かないほうがよいだろう。平屋ならともかく、2階建てなら、万一床上に上がっても水に足を取られることもない。
被害を大げさに表現するなら、対処する方法も丁寧に報道すべきであろう。
そうしたことを総合的に考えれば、大げさに災害を報道することはマイナスしかないことがよくわかる。
朝日新聞を筆頭に、新聞社というのは責任を取らない屑である。
ただ、床下浸水でも木造などという弱い建物は、床下が湿気を帯びることでただでさえもろい木が腐ってしまうことに拍車をかけるので、よく乾燥させる必要がある。
木造が持つ、というのはそうした日々の手入れ、材料の取り換えをして初めてもたらされるものである。
京都市災害対策本部によると、左京区や南区、右京区で16日、26戸が床上浸水、下京区などで82戸が床下浸水した。冠水などの影響で、右京区の国道9号を一時通行止めとするなど、65カ所で通行規制した。五山送り火を見物する人で例年にぎわう出町柳周辺の鴨川河川敷は、府職員らが増水した河川敷に近づかないよう呼びかけた。
JR西日本によると、山陰線(京都―福知山)や福知山線(篠山口―福知山)、奈良線(京都―奈良)間などで一時運休。計約3万人に影響が出た。関西電力京都支店によると、豪雨の影響で亀岡市大井など約700戸が一時停電・・・
―報道で国益が失われるように、下手な報道で床下程度が予想されるなか遅れて避難して足を取られて流された場合の責任は京都新聞は取るのだろうか???
取らないに決まっているから、こうした大げさな災害報道が気になるところ。