関税がかかる前の駆け込み需要は起きる。
その結果、減らしたい、アメリカの外国に対しての貿易赤字が拡大しているという。過去最大とのこと。
当然の結果だ。しかし、これは一時凌ぎなので、結果的にアメリカは高い原材料費などをこれから買い続けることになる。簡単に、全てをアメリカ産に置き換える、アメリカ製のものに置き換えることは起こらないだろう。
そして、問題は、この関税が、また、影響がどれだけの期間続くかだ。
Yahoo!より、
米3月貿易赤字は過去最大 関税駆け込み、輸入増える
5/6(火) 22:00配信 KYODO
【ワシントン共同】米商務省が6日発表した3月のモノとサービスを合わせた国際収支ベース（季節調整済み）の貿易赤字は前月比14.0％増の1404億9800万ドル（約20兆円）で過去最大だった。トランプ政権の関税措置によるコスト増加を避けようと、企業が駆け込みで輸入を増やしたとみられ、赤字幅が拡大した。
輸出は0.2％増の2784億5600万ドル。輸入は4.4％増の4189億5500万ドルだった。いずれも過去最大。モノの輸入も過去最大を更新し、品目別では医薬やコンピューター関連のほか、自動車や部品も増えた。 モノの通関ベース（季節調整前）の貿易収支によると、対日本は30.5％増の61億6900万ドルとなった。一方、2月に追加関税を発動した中国の貿易赤字は15.3％減の179億2600万ドルだった。
コメント（日本語）
アメリカの関税政策、逆に貿易赤字を拡大――駆け込み輸入の影響顕著
関税強化を前にした駆け込み輸入の結果、アメリカの貿易赤字が過去最大を記録したというのは、ある意味で予想された展開だ。
これは一時的な現象ではあるが、輸入価格の上昇が継続する中で、アメリカ企業のコストは今後さらに重くのしかかるだろう。
「関税で自国産業を守る」という政策は、すぐに結果が出るものではなく、むしろ短期的には逆効果になる可能性が高い。果たして、この政策の影響はどれほど持続し、どの程度アメリカ経済に跳ね返ってくるのだろうか。
Comment (English)
U.S. Trade Deficit Hits Record High—A Predictable Consequence of Tariff Anticipation
As companies rushed to import goods ahead of anticipated tariffs, the U.S. trade deficit ballooned to an all-time high—an outcome that was not entirely unexpected.
While this may be a short-term spike, the long-term cost burden on American companies due to rising import prices could be significant.
Tariffs meant to protect domestic industries often take time to show results, and in the short run, may even backfire economically. The real question now is: how long will these effects last, and how deeply will they impact the U.S. economy?
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