ガソリン税の暫定税率廃止法案。野党による提案で衆議院を通過はしたが、参議院では与党が多数を占めており、採決しないという方向に。
あまりにも選挙対策そのもので、なんとも言いようがない。
Yahoo!より、
ガソリン法案、自民採決拒否 参院委で審議、22日に会期末
6/21(土) 12:34配信時事通信
記事より、
自民党の石井準一参院国対委員長は21日、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、立民など野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案について、「採決に値しない」と伝えた。通常国会は22日が会期末で、参院は法案に反対する自民、公明両党が過半数を占めている。 両氏は改めて会談したが、斎藤氏は採決を求めて、平行線をたどった。 廃止法案は21日の参院財政金融委員会で実質審議入りした。自民の船橋利実氏は、法案が7月1日に暫定税率を廃止すると盛り込んだことに触れ「あまりにも非現実的なスケジュールだ」と批判。ガソリンスタンドなど関連事業者の混乱にも懸念を示した。立民の重徳和彦政調会長は「物価高に緊急対応が必要だ。消費者、生活者の視点に立った考え方だ」と反論した。 法案は20日に立民や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で衆院を通過した。
🇯🇵日本語コメント：
ガソリン税の暫定税率廃止を巡る法案が、衆議院を通過しながらも、参議院では自民党が採決を拒否するという異例の展開になっています。立憲民主党などによる提出ですが、7月1日からの施行を前提とした内容は現実的とは言い難く、明らかに選挙を意識したパフォーマンス色が強いと受け止められても仕方がありません。一方で、物価高騰のなかで生活者の負担軽減を求める声も強く、政治の信頼性が問われています。選挙対策と現実的な政策判断の線引きを、もっと明確にしてほしいところです。
🇬🇧English Comment:
The bill to abolish the provisional gasoline tax rate has taken an unusual turn—while it passed the House of Representatives with opposition support, the ruling LDP is refusing to bring it to a vote in the Upper House. The bill’s proposed implementation date of July 1 is seen as unrealistic, leading many to view it as a campaign stunt ahead of upcoming elections. However, with inflation weighing heavily on households, the public expects real solutions, not political theater. Clearer distinctions between electoral strategy and practical policy decisions are urgently needed to restore trust in politics.
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