フェルスタッペンを持ってしても低迷の続いているレッドブル。
F1チームとして最近はチーム内の状況が極めて悪かったようだ。
その原因はチーム代表のホーナー氏にあったようで、結果的にはフェルスタッペンを残留させるための解雇であると言われている。
チーム内のゴタゴタが解消されることで、フェルスタッペン、角田の成績もよくなることを期待したい。
Yahoo!より、
ホーナー電撃解任の背後にフェルスタッペン陣営の圧力。レッドブルはマックス引き留めのために動いたか
7/9(水) 22:19配信auto sport Web

クリスチャン・ホーナーがレッドブルから解任され、2005年以来務めてきたチーム代表の職を離れることが発表された。こういう事態が起きた背景には、ホーナーに反発するマックス・フェルスタッペンのマネジメント陣営からの圧力と、フェルスタッペンを残留させたいレッドブル社の強い意向が存在するとみられる。 7月9日、レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表を務めたホーナーが離脱し、昨年初めからレーシングブルズを率いてきたローレン・メキースがCEOに就任することが発表された。 「レッドブルは本日(2025年7月9日水曜日)付けで、クリスチャン・ホーナーをオペレーション業務から解任し、ローレン・メキースをレッドブル・レーシングのCEOに任命した」と、レッドブルの広報担当者は述べた。 企業プロジェクトおよび投資部門のCEOであるオリバー・ミンツラフは、過去20年にわたるホーナーの働きに感謝の意を表した。 「クリスチャン・ホーナーの過去20年間にわたる卓越した働きに感謝したい」 「彼の不断の献身、経験、専門知識、そして革新的な思考によって、レッドブル・レーシングはF1で最も成功し、魅力的なチームのひとつとして確立された」 「すべてに感謝する、クリスチャン。あなたはこれからも永遠に、私たちのチームの歴史における重要な一部であり続ける」
■長く続いたレッドブルの内部抗争 レッドブル創設者ディートリッヒ・マテシッツが2022年に死去した直後から社内抗争が始まったが、ホーナーの解任がそれに終止符を打つことになるだろう。ホーナーとモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコとの対立はそれより以前から深まっていたものの、事態を鎮めるマテシッツがいなくなったことで、レッドブルのふたつのF1チームの支配権を巡る全面戦争に発展した。 レッドブルの筆頭株主であるチャルーム・ユーウィッタヤーの支持を受けて、ホーナーはその地位を維持し、マルコをチームのモータースポーツ部門から完全に追い出す寸前にまで至った。レッドブル株の49%を所有するマーク・マテシッツが、マルコの解任をかろうじて阻止したが、ホーナーはグランプリ・プログラム全体、さらには若手育成プログラムの運営も含めて完全な権限を手中に収めた。 しかし、2024年F1シーズン開幕直前に、ホーナーの状況が悪化した。ホーナーと彼の元秘書フィオナ・ヒューイソンに関わるスキャンダルが浮上したのだ。セクシャルハラスメントおよび不当解雇の疑惑が持ち上がるなかで、ホーナーはバーレーンGPの開幕直前に解任されかけ、木曜の午後にイギリスからオーストリアへと飛び、ザルツブルクに駐機するプライベートジェット機内で、経営陣の口から自身の運命を聞かされることとなった。 この時もユーウィッタヤー家がホーナーの職を救ったが、これがフェルスタッペン陣営の強い反発を招き、父でありマネージャーでもあるヨス・フェルスタッペンがホーナーの辞任を公然と要求する事態となった。 フェルスタッペン側はホーナーの解任をレッドブルに対して引き続き強く要求し続けた。ただし、4度の世界王者マックス・フェルスタッペン本人は、自身のマネジメントとチーム代表との争いから素早く身を引き、「僕とクリスチャンとの関係は良好だ」と何度も公言していた。
🇯🇵 日本語版コメント
レッドブルF1、ホーナー解任でチーム再建へ──フェルスタッペン残留と角田の飛躍に期待
F1界の名門チーム、レッドブルがついにホーナー代表の解任を決断した。約20年にわたる在任期間を経てのこの動きは、フェルスタッペン陣営との緊張関係、そしてチーム内対立の激化を背景とした苦渋の選択といえる。
近年、創業者マテシッツ氏の死去以降、チーム内部では権力争いやスキャンダルが続いており、F1の戦績に影を落としていた。セクハラ疑惑などを含むホーナー氏の立場は不安定であり、フェルスタッペンの父・ヨス氏の公然とした辞任要求が決定打となったともいえる。
今回の解任は、フェルスタッペンの残留を最優先した、現実的な判断だったのだろう。ローレン・メキース新代表のもと、チームの雰囲気が改善されれば、フェルスタッペンに加えて角田裕毅の活躍もより期待できる。
F1は単なる個人競技ではなく、チーム全体の調和が勝敗を左右するスポーツだ。レッドブルが再び“最強のチーム”としての地位を取り戻すことを願いたい。
🇺🇸 English Version
Red Bull F1 Shakes Up Leadership—Can This Reboot Spark Verstappen and Tsunoda?
Red Bull Racing has taken a dramatic step by dismissing long-time Team Principal Christian Horner, ending his nearly 20-year tenure. This move, though drastic, seems driven by mounting internal tensions and a clear push from Max Verstappen’s camp amid ongoing leadership struggles and off-track scandals.
Since founder Dietrich Mateschitz’s death in 2022, Red Bull has been plagued by power struggles and controversy, undermining its performance and unity. Allegations of misconduct against Horner and pressure from Max’s father, Jos Verstappen, reportedly forced the team’s hand.
This decision appears to be a strategic one—aimed at keeping Verstappen in the fold and rebuilding internal harmony. With Laurent Mekies now appointed CEO, there is hope that the team atmosphere will stabilize, paving the way not only for Verstappen’s continued dominance but also for Yuki Tsunoda to thrive.
F1 is not just about individual talent—it’s about team synergy. Let’s hope this reset will allow Red Bull to reclaim its position as one of the sport’s true powerhouses.
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