COMETに対抗してOpenAIがブラウザChatGPT Atlasを発表。
IT業界は、ライバルに新たに出されたサービスに対して対抗していかなければならないようだ。
同じような製品、サービスの提供がいたちごっこのように続く。
今回も同様。
すでにマイクロソフトやGoogleといった検索エンジンがAIを取り込むということとは逆に、AIの方からブラウザを提供するという流れだ。
同時に、無料版の提供もあり、ユーザーにとっては嬉しいかもしれないが、セキュリティを考えるならやはり毎月20ドルを支払うのが良さそうだ。
Yahoo!より、
ChatGPTがWebブラウザに 「ChatGPT Atlas」、米OpenAIが発表
10/22(水) 2:11配信ITmediaNews
COMETに対抗してOpenAIが「ChatGPT Atlas」を発表：AIがブラウザを操作する新時代
導入文
AI業界が再び動いた。
OpenAIは、ライバルのCOMETに対抗するかのように、自社の生成AI「ChatGPT」を搭載したWebブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表した。
これまでGoogleやMicrosoftなど検索エンジンがAIを取り込んできた流れに対し、今回は「AIの側からブラウザを提供する」という逆転の発想だ。
本文
2025年10月21日（米国時間）、OpenAIは自社製のAIブラウザ「ChatGPT Atlas」を正式に発表した。
最初の提供対象はmacOS版のみで、すでにダウンロードページも公開されている。
ChatGPTアカウントを持っていれば、無料ユーザーでも利用可能という点が大きな特徴だ。
💻 ChatGPT Atlasの特徴
ブラウザの右上には常に「Ask ChatGPT」ボタンが表示され、クリックすると右側にチャット画面が展開。
今見ているWebページの情報をもとに、ChatGPTと会話しながら検索・編集・操作ができる。
たとえばメールの下書き画面では、文章を選択して「もっとフォーマルにして」といった指示を与えるだけで自動修正が行われる。
また、有料版ユーザー限定で「エージェントモード」が搭載されており、ChatGPTがマウスカーソルを自動操作してWebページを動かすことも可能だ。
たとえば、ユーザーが「この条件でノートPCを買って」と指示すると、AIが検索から購入完了までを自動で進める。
もはやAIが「アシスタント」ではなく「代行者」として振る舞う時代が到来したといえる。
🧠 COMETとの対立構図
今回の発表は、AI業界で話題を呼んでいるCOMETブラウザへの明確な対抗とも見られている。
COMETが“AIを取り込むブラウザ”であるのに対し、OpenAIは“ブラウザを取り込むAI”という真逆のアプローチを採用。
両者の戦いは、検索エンジン時代の覇権争いを彷彿とさせる。
🔒 無料か、有料か ― セキュリティと利便性のトレードオフ
ChatGPT Atlasは無料でも使えるが、**セキュリティ面や安定性を考えると月額20ドルの有料版（ChatGPT Plus）**を選ぶのが安全だろう。
特にブラウザはパスワードや個人情報を扱うため、AIが操作する範囲には慎重さが求められる。
まとめ
OpenAIの「ChatGPT Atlas」は、AIがWebを「読む」だけでなく「動かす」段階に到達したことを示す画期的なプロジェクトだ。
COMETとの競争は激化するだろうが、その先にあるのは**“検索の終わり”と“会話によるWeb操作の始まり”**かもしれない。
今後、AIが人間の代わりにWebを操作する時代に、私たちはどう向き合うべきか――ChatGPT Atlasはその問いを突きつけている。
参考記事
ChatGPTがWebブラウザに 「ChatGPT Atlas」、米OpenAIが発表（ITmedia News / Yahoo!）
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