東京スカイツリー、もうEVの運行再開・営業再開!?

東京スカイツリー、6時間もEV閉じ込めを起こしたのに、もう明日からEVの運行を再開するという。早すぎないか?

実際、EVは4つ、春夏秋冬って名前がついているらしいが、冬はまだ点検中のままとして、3つのエレベーターで営業再開。

本当にだいじょうぶなのか??

ケーブルなどの巻き込み防止はしたというが、

2基連続でエレベーターが停止した原因の

秋・冬のエレベーターが非常時に相互に横付けして救出する際の「緊急用ドアスイッチ信号」の配線を両制御盤で共通配線として持っていたため

については、何もしていないように見える。対策に書かれていないからだ。

つまり、この部分、2基連続でエレベーターが停止する原因の一つはそのまま・・・不安だ。

東京スカイツリーの閉じ込め事故、原因を発表 26日から営業再開へ 「3つの要因が重なった極めて稀な状況」

2/25(水) 19:14配信IT Media NEWS

東京スカイツリーの閉じ込め事故、原因を発表 26日から営業再開へ 「3つの要因が重なった極めて稀な状況」(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース
東武タワースカイツリーは2月25日、22日に東京スカイツリーで発生したエレベーターの閉じ込め事故について原因の調査結果を発表した。停止した2基のエレベーターはいずれも、機械室にある制御盤内のヒュー

東京スカイツリーEV事故:本当に問うべきは「再開の早さ」だけでなく、閉じ込め中の通信設計

今回のスカイツリーのエレベーター事故は、単なる「機械停止事故」として見ると見誤ります。
長時間閉じ込め(約6時間)に加え、閉じ込め中に防災センターからインターホンで呼びかけができず、乗客が携帯電話で110番通報するしかなかった点が、非常に重いです。


1. 会社公表資料で分かった原因の骨格

会社の2026年2月25日公表資料では、原因は次の流れで説明されています。

  • 冬エレベーターの移動ケーブルがローラーガイドに巻き込まれる
  • 被覆剥がれ・内部配線損傷・地絡
  • 制御盤内ヒューズ溶断で停止

さらに重要なのが、秋・冬の2基停止の説明です。

  • 秋・冬は制御盤は独立
  • ただし非常時横付け救出用の「緊急用ドアスイッチ信号」配線は共通
  • 冬側の損傷が共通配線を通じて秋側にも波及
  • 秋側もヒューズ溶断して停止

つまり、今回の怖さは「1基の不具合」ではなく、波及して2基が止まったことにあります。


2. 再発防止策で気になる点:通信・連絡の対策が前面に見えにくい

会社資料の再発防止策は、主に「移動ケーブル巻き込み」の3要因に対する対策です。

  • 要因① ねじれ → 健全性確認・挙動再点検
  • 要因② 塔体の揺れ → 追加対策不要と判断
  • 要因③ 保護カバーなし → カバー追加

この整理自体は、根本原因対策として筋が通っています。
ただ、利用者目線では次の疑問が残ります。

閉じ込め中にインターホンで呼びかけできなかった件、再発防止は?
乗客が携帯で110番するしかなかった件、通信バックアップは?

公式資料には事実として書かれていますが、再発防止策の章では、通信冗長化の説明が前面に出ていません。
ここが不安の核心です。


3. なぜこれは「結構ひどい話」なのか

今回の閉じ込め時の状況は、利用者目線で見るとこうです。

  • 照明はついている
  • 空調も動いている
  • でも防災センターの声が届かない
  • 自分の状況が施設側に伝わっているか確信できない
  • 乗客自身が携帯で110番する

つまり、これは「停止事故」だけでなく、非常時コミュニケーションの孤立事故でもあります。

たまたま乗客が携帯電話を持っていて、電波も届き、通報できたから結果的に外部とつながれた。
しかし裏返せば、施設側の非常時連絡の冗長性が弱かった可能性を示しています。


4. 今後、問うべき論点(重要)

再開の賛否だけでなく、次を問うべきです。

  • インターホン系統は移動ケーブル損傷時に巻き込まれる設計だったのか
  • 非常時連絡のバックアップはあるのか(別系統・無線・独立電源)
  • 全エレベーターに、**バッテリー駆動の非常用通信端末(携帯電話相当/専用端末)**を設置する検討はあるのか
  • 閉じ込め時の情報提供手順(何分ごとに・何を伝えるか)は改善されるのか

ポイントはこれです。
「止まらない対策」だけでなく、「止まったときに孤立させない対策」までやって初めて安全設計。


5. まとめ

  • 原因説明(巻き込み→地絡→ヒューズ溶断、共通配線波及)は前進
  • 物理対策(カバー追加等)も一定の合理性あり
  • しかし、利用者が最も怖かったはずの
    「連絡がつかないまま閉じ込められた状況」
    への対策説明は、公開資料上は目立ちにくい

だから利用者が「もう再開?大丈夫か?」と感じるのは自然です。
今回の件は、機械事故であると同時に、危機時の通信設計と説明責任の話です。
その意味で、これは結構ひどい話だと言ってよいと思います。


出典

ITmedia NEWS(Yahoo!掲載)2026年2月25日
「東京スカイツリーの閉じ込め事故、原因を発表 26日から営業再開へ」

東武タワースカイツリー株式会社 2026年2月25日公表
「東京スカイツリー展望台エレベーターの停止に伴う閉じ込めの発生における原因の調査結果と再発防止策について」

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